他人の評価が全てなのか?
よく、自己評価なんて意味はない。他人の評価が全てといった意見を聞く。
こうした意見が出るのは、他人にとって魅力的でなければ、価値がない。つまり、自己満足になってしまうということだろう。
確かに、私がプロの歌手だと言っても、他人がその人の歌を好きになってもらえなければ、プロではない。
しかし、こうした考えは、とにかく他人に評価されなくてはいけないという思い込みになる可能性がある。
実際、世の中はとんでもない人も多い。
犯罪者に、「あの人はダメだよ」と評価されたくはないし、その評価は正当ではないと思う。
「良い人」というのは曖昧だけれども、やはり世の中全ての人の評価が正しく、全てであるというのは間違いだと思う。
世の中で生きていると、具体的に評価される事が増える。
しかし、その評価者がとんでもない人だったら、気にする必要もないし、意味がない。
ただ単に他人の意見を鵜呑みにするのは子供まで。
しかも、大したことない人に限って人を評価する。
あの人はだめだよなーとか言ってる人は、評価という行為が複雑なものである事を理解していない可能性が高いし、そもそもそうした 発言をすることのデメリットを理解していないのだから、あまり賢い人とは言えない。
評価というのはきわめて曖昧で、難しい。特に、数字が出ない世界では余計そうである。
誰かにとっては良い人でも、誰かにとっては嫌な人なのだから、よくよく他人の評価というものが正当なのかを、考える癖があれば、不正当な評価に悩まされることもなくなるだろう。