「きっかけががある」からやれるのか、なければやれないのか
何かをしたいと思っても、なかなかそれができない。
例えば、身体を鍛えたい。
勉強をして、スキルを身に付けたい。
部屋をピカピカにしたい。
しかし、そう思っても実際に行動できないままになってしまうことも多いです。
なぜ、目標を持ってもそれを実行できないのか。
それは、「きっかけがないから」だと思う。
自分の頭の中で、「これがやりたい」と思っていても、実際にはそれをしなくても生きていける。
そういう状態だと、行動に移すことが難しい。
おそらく、人間はよほど凄い人じゃないと、何となくこれをしよう!ということを思うだけで実行できない生き物なのではないだろうか。これをしたいなあと思うだけで行動することは、そもそも不可能なのかもしれない。
けれど、例えばあさって好きな人と会うし、家に来るとしたら、着ていく服はちゃんとしたものを選ぶし、もし持っていなかったら買いに行くかもしれない。部屋は綺麗にしないとさすがにこのままじゃまずい。
だから、行動に移せる。
私の尊敬する大学の先生が、「もしこれを勉強して出来るようにならないと死んでしまうとしたら、人は絶対にできるようになる。そうやって行動ができるようにする習慣があるかどうかが大きな違いで、人間の能力は、さほど個人差がないと思う」という趣旨の話をしていた。極めて優秀な先生の話なので、とても説得力がある。
このように、仮にこれをしないと死んでしまう、生きていくのか難しいというくらい、本当にしたい事についてはそれくらいの必要性を自分に感じさせることが必要なのではないだろうか。