ミニマリストがハーフマラソンを本気で走ってみた
先日、ついに初ハーフマラソンに出場しました。
先に結果を言うと、目標タイムには10分ほど足りず、、
だいたい10キロを40分ほどで走れるのだから、入賞も十分狙える!なんて思っていましたが、
練習と本番とでは随分と違うということを痛感しました。
以下、マラソンレビュー
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まず、スタートから先頭ランナーに果敢にもついていく!
お、そんなに速くもない!いける!
ここが、既に間違いでした。笑
2キロを過ぎたあたりから、急激に体がきつくなる。
そして、5キロを過ぎた頃には、十分鍛えているであろうランナーたちに追い抜かれる。右横腹も痛くなる。
「あ、これは.....完走すら危ういな」
あれほど走ったのに、だめ!?なぜ!!!!?
それほど息が苦しくなる。給水をしっかり取って、なんとか粘る。
なおも、時々歩きながらもなんとか10キロを過ぎたあたりで、身体に異変が起こる。
「え、全然苦しくない!」
走っていても、息が苦しくなくなります。
これなら巻き返せる。
どんどんペースを上げて、他のランナー達を追い抜いていきます。
しかし!!!
脚がどんどん張っていき、これ以上速く走ったら、息は何の問題もないけど、脚がつって走れなくなる。。
走れるのに、走れない。
こんなジレンマに悩まされながら、ラスト3キロでスパートをかけて、ゴールしました。
走り抜いた時の感覚は、やはり日常生活ではなかなか味わえないものでした。
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結果的には、良いタイムを出せませんでしたが、マラソンが楽しいということと、今後どのように鍛えていくべきかが明らかになりました。
①最初から飛ばさない
飛ばしてしまうと、無酸素運動になってしまい、持たない。走りたい気持ちを抑えないと、結果的にタイムが悪くなる。必ず、自分のペースで身体を慣らして、後半でスパートをかける方が良い。距離が長いからとウォーミングアップをしないで走ってしまったので、少し走っておく必要があるな、と感じました。
②持久力だけでなく、筋力をつける
たとえ苦しくなくても、脚がそのスピードに耐えられなければいけない。持久力と、筋力をつけて初めて本当の走りができる。
③カーボローディングは効果あり?
マラソン大会前に、数日かけて食事については炭水化物を多くとりました。その効果か、あまりガス欠という感じはいつもよりもしない。ただし、筋力がないと走れない
ただ単に走る、という行為ですが、なかなか奥が深い。
そして、多くのランナーと一緒に走ることの連帯感、見知らぬ人からの応援がありがたい。
今まで、十分知識としてはマラソンについて知ったつもりでいましたが、やはり体験してみないと、分からないものだなと思いました。
知ることと、理解することは違う。
イチロー選手が、知識があれば最短の道で成長出来るのでは?とインタビューされたとき、「できない。失敗しないとゴールにたどり着けない。万が一できても、いやできないけど、そこに人としての魅力はない」
と話していましたが、理解できたような気がします。イチロー選手は、筋肉ムキムキに憧れて、身体を大きくしたら、身体がうまく動かなくなり、それをきっかけにして、身体を大きくするトレーニングをしなくなったそうです。それを聞いても、やはり身体を大きくしてみたい!と思って、多くの人がやってみる。そして、身体がうまく動かず怪我をすることもある。もちろん、やってみたらパフォーマンスが上がる可能性もある。人によって自分に合う方法というものは、実際に失敗しないとわからない。だからこそ、やってみることは、失敗という成功の糧となる大きなステップなのではないか、と思います。
ひとまず身体を全快させて、今回の経験を踏まえて、持久力の向上だけでなく、筋力アップのためのトレーニングに時間をかけて、大幅なタイムアップを狙います。
それにしても、ただ走るだけで楽しくて程よい勝負の緊張感も得られる、マラソンはなかなかコスパが良いですね。 ただし脚が痛くなりますが。。