「脳が冴える15の習慣」を読み返す
何年も前に買った「脳が冴える15の習慣」
ふと読み返してみると、使える情報が沢山。
昔読んだのにすっかり忘れていました。
数年前に、「脳科学ブーム」のようなものが巷で巻き起こり、テレビや書店で脳に関わる事柄についてよく紹介されていました。
勉強や仕事など、脳が関係する分野は私たちが関心を寄せるほとんどのことにつながると思います。
人と話すのも脳。文章を書くのも脳。面白いと感じるのも脳でしょうし。
人間=脳なのかはわかりませんが、脳がうまく使えることは、非常に重要だと感じ、こうした関連本を良く読んでいました。
にもかかわらずあまり役に立てていなかったのは、ただ良い情報を知ったり、読んだりしても、実際に書き出したり、人に伝えたりしないと役立たないことの証拠であると感じました。この本でも紹介されていますが、聞いたり見たりした情報についてアウトプットしないと人はすぐ忘れてしまいます。
印象に残った点は、
・家事は脳トレになる
例えば掃除をする。どこから、何から片付けるかといった選択・判断は脳を活性化させる。実際に前頭葉機能が著しく低下している人は片付けができないそうです。
・脳は、何も強制されていない環境に置かれると怠けてしまう
会社や学校といったタイムスケジュールや人からの制約が、脳にとっては重要。一日何にもない休日になると、なんとなくやろうとしていた事ができなかったりするのは、ここに理由があるかもしれませんね。
・起きる時間を一定にする
起きる時間を一定にし、活動し寝る。
朝決まった時間に起き、太陽の光を浴び、脳が最も活発に活動する時間に仕事のピークを合わせて、夜はできるだけ速く寝る。脳の活動を安定化させるために重要となります。
・仕事以外にやることがある人は、仕事を早く終わらせられる
仕事が終わって家庭のことや趣味など、やる事が多い人の方が、仕事を速く進められる。ここまでにやらないといけないという制約が、仕事を速くするそうです。
・思考の整理はモノの整理に現れる
物忘れがひどく、大事なことをよく忘れる方のカバンや机が散らかっていた例を挙げて、頭を整理することとモノを整理する事の関係性について述べています。仕事において、モノを整理することは、仕事を円滑に進めるために重要なので、より意識して行う必要性を感じました。
・時間の制約が脳を活性化させる。締め切りがないと時間が余計にかかってしまう。
例えばテストには90分という制約があるから本領を発揮できる。普段の生活にも、こうした時間の制約・スケジュール管理をすることは脳の性質上、重要です。
・ブログを書く
人にわかりやすく伝える文書を考えることは、脳を鍛える
これはまさに今実行していることです。
まだまだ第三者にとってわかりやすい文章とはなっていないかもしれませんが、読んでいて面白い、ためになったという文章を考え、書くこと自体が脳を鍛えるうえでとても効果的だそうです。ただ本を読んで感心しても、自分の実生活に活かせない事が多い、それはアウトプットが足りないから。単に読んだり聞いたりして終わりではなく、自分なりにまとめることが脳という視点からも重要になってきます。
インプットした情報は、アウトプットして初めて自分のものとなる。
これを忘れずに日々の読書、思考、アイデアに役立てたいと思います。
大まかな紹介となりましたが、本書では脳が冴えるための方法をわかりやすく紹介しています。
非常に実用的な内容の本です。
脳が冴える15の習慣 ―記憶・集中・思考力を高める 生活人新書
- 作者: 築山節
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2012/07/31
- メディア: Kindle版
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